こけしのお手入れ、保存方法は?

せっかく買ってきたこけしですが、気が付いたらシミがついていた…
実は、こけしには適切な保存方法とお手入れが必要なのです。
ここでは、保存方法とお手入れ方法について紹介します。
ただし、我流なのでくれぐれも自己責任でお願いします。

保存方法

こけしの弱点は日光や蛍光灯の明かりです。
これらにあたってしまうと、日焼けや色飛びの原因にもなります。
陽のあたらない場所にしまうのが大切です。
例えば、こけし棚には遮光カーテンをつけて、こけしを見ないときは閉めたままにするなどの対策も有効です。

我が家のお出かけ時のこけし棚。カーテン、レール、突っ張り棒はすべて100均で入手。
カーテンはコーヒーでいい感じに染め上げました。
しっかし、雑然とした部屋だなあ。

また、引き出しや段ボールにしまっておくというのも一つの手ですが、カビやにおいに要注意です。
こけしをしまう時には、防カビ材を入れておくことを推奨します。

我が家の防カビ材。楽天市場で入手しました。

経年変化によって、こけしの色がどんどん飴色になっていくのも楽しみの一つだがな。

お手入れ方法

こけしはたまに柔らかい乾いた布で拭いてあげると、ほこりを払うだけではなく、こけしにツヤが出てくるので、おすすめです。
注意点として、こけしは木でできているうえ、染料は非常に取れやすいです。
間違っても水拭きしないでください。

私は月に1度程度こけしを磨いているな。

たまにサボっているだろ

手汗がたくさん出る人向けのお手入れ方法

手汗がたくさん出て、模様が手に移ってしまうからこけしに極力触りたくない!!という方には、こけし用手袋を買うことをお勧めします。
手袋をつけることによって、手汗でこけしの模様が飛ぶのを防ぐことができます。
手袋はホームセンターや100均で売っています。

My手袋。こけしのお手入れの時だけではなく、こけしイベントの時も持ち歩いています。

私も手袋を愛用しているが、おかげで「なんでも鑑定団」というあだ名をつけられた。

まとめ

こけし愛好家は、お迎えしたこけしに責任をもって接する必要があります。
いつまでも素敵なこけしとして輝くのも、日焼けしたり色が飛んだり、中には傷つくのも我々持ち主の手にかかっています。

最後に、名著「こけし 美と系譜」の一節を借りて締めくくろうと思います。

「すべてのこけしよ幸運であれと祈る」

参考文献

こけし 美と系譜/鹿間時夫・中屋惣舜著/昭和41年9月15日/社会思想社

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