こけしの入手方法は?

ネット見てたらこけしが欲しくなってきた!!

それはいいけれど、どこでこけしを買えばいいのかわからない方もいるのではないでしょうか?
そこで、この記事ではこけしの入手方法について書いていきたいと思います。

入手の方法

工人さんの工房やお店を訪ねる

これが一番おすすめな方法です。
産地の風土を感じ取れるほか、工人さんの人柄やこけし製作の話について聞くことができます。
ただし、店舗を経営していない工房のみの工人さんのところを訪れる場合、事前に連絡を入れる必要があります。
また、人気の工人さんの場合は注文に2~3年以上かかる例も聞きますので、覚悟が必要です。

工人さんに手紙を出して注文する

第1次(昭和初期)・第2次こけしブーム(高度経済成長期)のころによく見かけた手法です。
しかし、現在は個人情報保護の観点から住所を非公開にしている工人さんも多いため、おすすめはしません。

工人さんのSNSのメッセージ機能を使って注文する

全員ではありませんが、工人さんの中にはSNSで注文を受け付けている方もいらっしゃいます。
インスタやX(旧twitter)などを活用するのも手です。

こけし館で入手する

日本こけし館や蔵王こけし館といった、こけしの博物館でも入手できます。
こけしについての知識を深めつつ、こけしを入手できるというメリットがあります。

余談ですが、津軽こけし館は現在運営状況が混乱しており、こけし館内でこけしの販売はできない状況です。
こけしは同敷地内のこけし工房tsuN’agaruで入手できます。
こけし工房tsuN’agaruは、元津軽こけし館の部長・山田拓郎氏(通称、ヤマダさん)が立ち上げた店舗なので、信頼できるお店です。
ヤマダさんの活動を応援したい方はクラウドファンディングで応援してください!!

百貨店などの催事で入手する

百貨店などの催事の場合、工人さんと対面でやり取りができるのが魅力です。
常設ではないので、SNSや公式サイトをチェックする必要があります。

民芸店・お土産屋さんで入手する

一番手軽で確実な方法です。
東北地方のお土産屋さんでは、高確率でこけしが売られています。
個人的には仙台市の「こけしのしまぬき」さんは特に信頼できる民芸品店だと思っています。
ここでは不定期で工人さんの個展即売会が開かれ、最新情報等はSNSで入手できます。
個展即売会の初日は高確率で工人さんがやってくるので、工人さんとの会話を楽むこともできるので、おすすめです。

仙台駅から歩いて15分くらいで着くのもおすすめポイントだな。

こけしまつりなどのイベントで入手する

宮城県白石市の全日本こけしコンクール、鳴子温泉の全国こけしまつり、山形のみちのくこけしまつりなど、こけしイベントは盛りだくさんです。
特に実演工人の即売コーナーでは、工人さんと直接やり取りができます。
午前中は混むので、工人さんとゆっくりお話ししたいのであれば午後に行くことをお勧めします。
ただし、午後だとお目当てのこけしが売り切れている場合もあるので、工人さんとのコミュニケーションかこけしか、どちらを優先したいのか天秤にかける必要があります。

また、3大こけしコンクールだと審査品の一部を購入することもできます。
こちらは午前中に大半は売り切れますのでご注意ください。

こけし会に入会する

東京こけし友の会、大阪こけし教室、名古屋こけし会、仙台の青葉こけし会などのこけし愛好会に入会すると、通常の手段ではなかなか見かけない、素敵なこけしを入手することができます。
こけし愛好家同士交流ができることがメリットです。

こけし会というと堅苦しく敷居が高い印象を持たれるかもしれませんが、実際は和気あいあいとした雰囲気です。
資金に余裕があるのであれば、入会して損はないと思います。

通販、オークションサイト、フリマアプリから入手する

タップひとつで手に入るので、一番楽な方法です。
運がよければ質のいいビンテージこけしが手に入るかもしれません。
またこけし工房tsuN’agaruのブログでは、不定期でこけしの通販拡大企画を行っているので、こちらを活用するのも手です。
遠方の方にとっては最適な手段だとは思いますが、人との交流はないので、こけしに対する思い入れは生まれにくいので、あまりお勧めはしません。

古本市・骨董市で入手する

こちらはビンテージこけしを入手する絶好のチャンスです。
ただし、こけしが必ず売っているわけではないことや、開催予定を事前に確認する必要があるといったデメリットもあります。
しかし、物故工人や引退工人のこけしを見つけられるチャンスです。

その他手段

蒐集家さんから譲ってもらうなど、ほかにも様々な手段がありますが、ここでは割愛します。

まとめ

こけしは様々な方法で入手できますが、まずは東北の産地に行って、風土や工人さんの人柄に触れて、こけしを入手してほしいのが私の考えです。

まずは宮城県の鳴子温泉を目指してほしい。
こけし屋さんも多いし、仙台からは鉄道のみで行けるからおすすめだ。

仙台から鉄道だと2時間、車だと1時間半もかかるから、時間に余裕のある時に行くことをおすすめするがな。

もし東北は遠いから無理!!と思っていても、現代はネット社会です。
通販や注文を活用するのも一つの手です。

まずは自分に合ったこけしの集め方を見つけていただけると幸いです!!

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