【注意喚起】インスタで投資詐欺に引っかかりそうになった話

今の時代は、ネットのおかげでいろんな人ともつながることができて便利だよなぁ

待った。それ、詐欺師も含まれていないか?

年々巧妙化する詐欺の手口。
近年はインターネットの普及により、世界ありとあらゆる国の詐欺師から狙われる可能性も出てきています。

今回は、私が実際にインスタで詐欺に巻き込まれかけた話について書いていこうと思います。

詐欺師との出会い

私の元にメッセージが1件届きました。
「美しい景色ですね。ここはどこですか?」
とのことです。

私はこの時気付くべきでした。
ちゃんと投稿のキャプションを読んでいれば、撮影場所ががどこだかわかるはずなのに、わざわざこんなメッセージを送ってくるなんて怪しいとしか思えませんでした。
しかし私はとってもとーーーーーっても親切な性格です!!
「ここは〇〇という場所です。きれいな場所ですよね!」
うっかりそう返信してしまいました。
これが、事の始まりでした。

しかし名前は日本人にもかかわらず、よく見てみると日本語が不自然で、外国人かどうかを疑いました。
相手曰く「アメリカにずっといたから日本語が若干不自由」とのことでした。

日本人を装った外国人業者も多いから注意だな

彼は佐藤(仮)という東京出身アメリカ育ちの人で、技術者・投資家の2つの顔を持っているようでした。

その後も自分の住んでいるところをお互い紹介しあったりと、気が付けば仲良くなっていました。
しかし、自分の住んでいる場所を教えるのは危険です。
私が住んでいるのは人口100万人越えの都市なので身バレリスクは低いのですが、もしこれが規模の小さな都市や田舎だったら危険でした。

一応偽名を伝えたのは不幸中の幸いだったな

うっかりLINE交換

はい。見ず知らずの人とLINE交換なんてするのは危険なはずでしたが、すっかり打ち解けてしまったので交換してしまいました。
その後も佐藤さんとは旅行先の写真や食事の写真を交換し合ったりしていました。
しかし、身元がばれるリスクがあるので絶対に近所の写真は送ってはいけません!!

しかも私は、お金が大好きだと言ってしまいました。
これは非常に危険な発言です。
お金の話から、胡散臭い投資話や起業話に持っていく可能性もあります。
どんなにお金に興味があっても「お金には執着しない」「投資や起業に興味はない」と発言した方が身のためです。

そして…

ある日の夜、私はひどい眠気に襲われて寝る準備をしていました。
すると佐藤さんから「今日はお金のお勉強をしましょう」とメッセージが届きました。
そして、怪しげなリンクが送られてきました。
私は眠くて理性が飛んでいて、いわばシラフではありませんでした。
うっかりサイトに飛んでしまったのです。

知らないサイトに飛ぶことはフィッシング詐欺の危険もあるので、絶対にマネしないでください。

そこは、よくできたFXのサイトでした。
FXの練習と称して、サイトを操作させられました。
私はウトウトしながら相手の説明を聞きました。
個人情報を入力しなかったのは不幸中の幸いでした。

ここでもし個人情報を入力していたら、騙されてお金を取られるところでした。

翌日

目が覚めて理性が働くと「あれ?これってちゃんとしたサイト?」と思い、サイト名を検索してみました。
しかし、表示されず。
おかしいと思い、今度は金融庁の公式サイトで詐欺サイトの特徴を調べてみました。
すると、日本では金融商品取引業か暗号資産交換業に登録していないと金融取引ができないとのことでしたが、そのサイトには記載がありませんでした。

偽サイトであることを確信すると、詐欺サイトは閉じずにそのまま金融庁のコールセンターに電話しました。

インスタで知り合った人からこういうサイトを紹介されたのですが、サイトには金融商品取引業や暗号資産交換業と書いてありませんでした。

このサイトって違法ですか?

答えは違法サイトで、確かに登録されていないとのことでした。

こうして、このサイトは偽物だと知り、納得しました。

反撃開始

ここからが本番です。
私は佐藤さんが慌てふためく姿を見たかったので、このようなメッセージを送りました。

「ところで、確認したいことが1つあります!
先日勉強に使ったサイトは、金融商品取引業か暗号資産交換業に登録していますか?サイトを調べた結果、これらの表記が見つからず、あれ?と思いました」

本当は反撃せずに無言でブロックするのが最適だ。
良い子も悪い子も大人も絶対にマネするんじゃないぞ!!

私は普通じゃないから、詐欺師の反応が見たくて仕方ないんだ!!!

普通じゃない奴もマネするなよ!!!絶対だぞ!!!

すると、佐藤さんからは「これはアメリカのサイトです」とメッセージが来ました。

私はすかさず「日本だとこれらに登録しないと、金融取引ができないと本で勉強したのですが?」と返信。

佐藤さんは「世界中で信頼されているサイトです。マルタ金融サービス管理局に管理されているちゃんとした取引所です。詳しくは〇〇〇〇と検索してください(要約)」と返信。

確かにちゃんとしたサイトはありました。
う~ん、佐藤さんのほうが1枚上手。
人を騙すプロだからそりゃそうですね。

しかし、肝心の偽サイトにはちゃんとしたサイトと同じロゴがないのです。
さらに、公式サイトから先日紹介されたページに移動できないのです。

そして佐藤さんはボロが出始め、「安心してください。これが本物のサイトです」「先日貼り付けたリンクから飛べます」と、根拠の薄い返答しかしなくなりました。

私は「公式サイトから飛べないページがあるなんておかしいですよね?佐藤さんが騙されていないか心配です!!」と返答。
天然を装って、相手を心配する。
もちろん無表情で。

その後も佐藤さんからは「身内と数年間取引していて問題は起きたことはない」「これらの問題を心配しないでください」と具体性や根拠の薄い返信が来ました。

私も負けじと「法を犯すかもしれませんよ」「お金をだまし取られているかもしれないから心配」と佐藤さんを気遣うフリの返信をしました。

そのうち不毛な戦いになりそうだったで、質問のお礼をした後、佐藤さんのアカウントをブロックしました。

何だかんだでアンタと関わるのは楽しかったぜ、佐藤さん(強がり)。

もう二度と引っかかるなよ。

危険なアカウントに引っかかってしまったら

まずはインスタもLINEもブロックしましょう。
そうすれば、相手からのメッセージは遮断されます。

そもそも、外国人と思わしきアカウントからのメッセージには反応しないことが無難でしょう。
また、投稿数が少ないアカウントや、金持ちアピールが強いアカウントからメッセージが来たら要注意です。
それは詐欺用のアカウントで、何度もアカウントを作り直しているかもしれないからです。
また、財力があることをアピールして、相手を安心させようとする手口も見受けられます。

まとめ

詐欺師の手口は巧妙です。
最初は仲良く親近感を持たせながら、徐々に危険なサイトなどを紹介するようになります。
ネット上で仲良くなった人には名前や口座番号などの個人情報は答えず、お金や投資、起業の話をされたら詐欺だと思い込んでください。

今回の件でインターネットリテラシーの大切さは学んだな(白目)。

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