こけし屋さんに行くと、予約すれば絵付け体験ができるお店があります。
こけしに詳しくない方や興味のない方でも、産地に来た思い出を残すことができるのが魅力です。
というわけで、今回はこけしの絵付け体験についてお話しします。
絵付け体験した経緯
私は地域おこしに関心があり、大崎市(鳴子温泉がある場所)の移住支援センター主催の地域おこし・移住体験会に参加しました。
主催:おおさき移住支援センターくーらすさん
おおさき移住支援センターくーらすさんは、定期的に移住体験会を実施しているので、興味のある方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか?
話がそれた
そこで、こけしの岡仁さんで絵付け体験企画があるとのことでした。
本当は絵付けをしている暇があったら、工人さんの作業風景を見ていたいと思っていたのですが、工人さんがいかに難しい作業をこなしているのかを知る絶好の機会だと思って体験に臨みました。
実際に絵付け体験をしてみたら…
下手くそ!!
おまけに胴模様がにじんでるじゃないか!!
ぐうの音も出ないぜ…
はい。筆の入れ方が想像以上に難しいのです。
理想は筆をスッと入れてスッと抜く、これができず、全体的にもっさりとした出来なのです。
これを当たり前のようにやってのける工人さんの技術はすごいんだなぁと改めて思いました。
顔。
目はにじんでしまい、あたかも泣いているように見えます。
鼻は大きく、アンバランスな出来です。
鬢(読みは「びん」。横の髪の毛のこと)の外側が長く、かつ内側に曲がっているのは、こけしの岡仁の先代・岡崎仁治工人やその奥様・岡崎島工人の特徴で、安易にパクリ…ともいい、インスパイアしました。
というのも、近年田邉香工人が島型を積極的に作っていて、いつしか島型に注目するようになっていたので、その影響です。
胴体。
左右非対称で、曲がっています。
胴模様は筆をスッと入れてスッと抜くことができなかったので、何の花を書いているのかわからないような出来になりました。
しかも後日、濡らしてもいないのに胴模様がにじんでしまって、ますますぐじゃぐじゃになりました。
背面。
アドリブでリボンを描き込んだのがポイントです。
何というか…岡崎家の皆さんを侮辱しているような出来だな(白目)。
それでも、飾っているうちにだんだんと愛着がわいてくるのです。
余談・こけしの岡仁さんにて
こけしの岡仁さんでは絵付け体験のほかに、渡辺あかねさんがいかにしてこけし工人を目指したのか、意気込みや熱意についてもお話をお伺いすることができました。
渡辺あかねさんなら、立派なこけし工人の後継者になれると思いました!!
渡辺あかねさん、この度はありがとうございました!!
これからも活動を応援しています!!
まとめ
工人さんの手にかかれば、一見サラサラと描いているようにも見えるこけしの絵付け。
しかし、絵付けには相当な技術力が必要で、こけしの絵付け体験をすることによって、工人さんがいかに高レベルなことをしているか体感することができます。
しかし、自分で絵付けしたこけしは世界に一つだけのものであり、どんな出来でも意外と愛着がわいてくるのです。
みなさんもぜひ、こけしの絵付け体験をしてみてはいかがでしょうか。
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