前回の記事でも書いた通り、私はマイファーストこけしを連れ帰ってからはそこまでこけしを集めようとは思いませんでした。
しかし、とある出会いが私を狂わせてしまったのです。
東北旅と運命の出会い
東北旅の始まり
時は2018年、私は職務適正0ゆえ体を壊したため2年間勤めた会社を辞めた後、東北中を旅しました。
行った場所は花巻、鉛温泉、盛岡、秋田、五能線、黄金崎不老ふ死温泉、象潟、酒田、(東北じゃないけど)新潟などなど…
ある日、私は乗り換えのため秋田駅に寄りました。
そこで何気なく入った渋いお土産屋さんで、運命の出会いをしたのです。
運命の出会い
秋田駅のお土産屋さんで、宮城のこけしとは似ても似つかない、首と胴体が一本の木でできているうえ、着物を着ていて何かを訴えるかのような瞳をしたこけしちゃんに出会ったのです。
私の知っているこけしではない!!こんなこけしもいるんだ!!と、衝撃を受けました。
何より、真面目そうだけど何かを訴えているような顔立ちがタイプだったのです。
私は迷わずレジへ向かいました。
その後
宮城県以外でもこけしを作っていることを初めて知った私は、こけしの種類や歴史、魅力について図書館やネットで漁るように調べるようになりました。
古~い小難しそうな本も読み漁りました。
知識を蓄えているうちに、こけしにはいろんな顔の子がいると知りました。
にんまりとした顔の子、自尊心に満ち溢れていてそうな子、何を考えているのかわからない子、凛々しい子、おおらかな子、中には顔のない子まで…
転職活動をおろそかにするほどこけしにのめりこむようになり、1本、また1本とこけしは増えていきました。
その後ブランクができて当然のごとく仕事が見つからず、苦労したのはここだけの話だぞ!!
私はこれから重点的に小野寺正徳工人のこけしを集めるぞ!!と意気込みました。
そのわずか5か月後、正徳工人は病でお亡くなりになりました。
71歳と、こけし工人としてはこれからが人生本番な年齢でした。
運命のこけしちゃんと比べると大分砕けた印象。
いたずら好きそうな、だけど憎めない顔つきをしています。
こけしは良くも悪くも一期一会の出会いなのです。
まとめ
こうして、私はこけし沼に突き落とされました。
沼というものはふとした瞬間にはまるものなのです。
ただし、こけし集めは実生活に影響が出ない程度にしてくださいね。
あと、推しは推せるうちに推そうな!!
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