眠い…
朝4時半に起きたからなぁ、アンタ…
というわけで、今回はおねむなこけしちゃんを紹介します。
厳密には、こけしではなく「えじこ」だがな。
えじこって?
えじことは、今でいうところのベビーベットのようなもので、農家が農作業をしている時などに赤ちゃんを寝かせるためワラで編んだカゴのことです。
赤ちゃんが寝ている姿を人形として作ったのがえじこで、こけしと同様に各産地ごとの模様が描かれています。
連れてきた経緯
仙台駅近くにある安心と信頼の民芸品屋さん、「こけしのしまぬき」さんでお迎えしました。
この時、阿部国敏工人の個展即売会が開かれていて、初日だったので阿部国敏工人がいらっしゃった!!…のですが、コミュ障が発動して話しかけられませんでした…無念。
阿部国敏工人は、伝統こけしへのリスペクト精神と創作こけしの独自の感性に定評のある工人さんです。
若くして鳴子のこけしコンクールの最高賞をを受賞した経歴があるほどです。
一度、土湯温泉にある国敏工人のお店にも立ちよったことがあるのですが、こけしはほぼ売り切れていて収穫0でした。
まつや物産店さんには手湯があって、かわいらしいワンちゃんもいるので、土湯温泉のお土産屋さんの中でも立ち寄りやすいお店だと思います。
えじこちゃんの特徴
まず、穏やかで安らかな表情が気に入っています。
国敏工人の流れである下の松屋系列のこけしは、渋く緊張感のある印象があるのですが(なんでも、今の下の松屋系列の土台を作った阿部治助工人は、子供を亡くす、こけしに難癖をつけられるなど苦労の人生だったらしいため)、この子はいかにも心地よさそうでいい夢を見ているようにも見えます。
国敏工人特有の、すましているようだけれど穏やかで、幸せそうななこけしちゃんが気に入っています。
また、最大の特徴は、南部系みたいに首がクラクラ揺れることが挙げられます。
手でちょんと頭を押すとクラクラと揺れて、いかにもおもちゃらしくて気に入っています。
おりゃ!!おりゃ!!おりゃ!!
寝ている子にヘドバンさせるな。
こうやって、つまんで押してといった動作は楽しいのです。
暇なとき、ついつい頭をつついて遊んでしまいます。
カゴの模様は土湯らしくしま模様なのですが、水玉のような模様と組み合わさっているので、子供の頃お祭りで買った風船ヨーヨーを思い出します。
まとめ
そんなわけで、今回は穏やかに眠る割にはアグレッシブな、かわいいかわいいえじこちゃんを紹介しました。
今度機会があったら国敏工人とお話ししてみたいです。
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