↓前編はこちら!!!↓
遠刈田温泉でこけしまみれになろうと思ったので、みやぎ蔵王こけし館へ行ってみました。
入り口にはこけし提灯がお出迎え!!
館内は撮影OKだったので、ありがたく撮影させていただきました。
こけし館ギャラリー
展示室入り口にはこけし色紙がお出迎え。
開幕巨大こけしちゃん。
何でも昔は大きなこけしがもてはやされたんだとか。
小寸こけしちゃんの群れ
こちらは小寸こけしちゃんコーナー。
推し顔選手権
せっかくこけし館に来たのだから、好きな顔のこけしちゃんを探そうかと思いました。
こちらは清楚な着物美人。
前回の記事にも出てきたハイカラさんたち。
こちらは強烈なクラス。
工人さんの家の近所にこんな顔の子でもいたのでしょうか。
ふっくらとした会津美人。
典型的な弥生人顔なのですが、胴体の色は赤が多めだから華やかに見えるマジック。
繊細な美人さん。
鳴子系で割れ鼻なのも珍しいですね。
木材でできているとは思えないほどのふっくら感。
青根温泉のこけしちゃん
今回は企画展で青根温泉のこけしちゃんが展示されていました。
今青根温泉のこけしを継いでいるのは小松里佳工人のみですが、小松工人は現在大阪・堺にいらっしゃるので、もう青根温泉でこけしは作られていないとのことでした。
貴重な小松工人の伝統型。幸之助型とのこと。
小松工人は描彩に定評があるものの、創作こけし作りに意欲的なイメージがあるので、伝統型作りは今後の楽しみのひとつです。
こちらは師匠・佐藤忠工人の幸之助型。
同じ幸之助型でも印象が変わってきます。
というのも、小松工人は胴体下部が若干太くなっていて、安定感のある印象を受けました。
また、忠工人のほうが筆がどっしり入っていて、華やかさが出ているようにも見えました。
こけし館について思ったこと
※注意!!
これより先はネガティブな意見が出てきます。
気分が悪くなっても一切責任を取りませんが、もし読みたくなければ画面をスクロールしてください。
でも、こけし館関係者の皆さんにはぜひ読んでいただきたいと思っています…
こけし館に行ってみたものの、100%楽しむことはできませんでした。
というのも、求めていたのはコレジャナイ!!と思った点があったのです。
コレジャナイポイントその1・館内アナウンス
まず、館内にはこけしについて解説できる人はおらず、館内アナウンスがエンドレスで流れているのみでした。
正直なところ、こけしに詳しかろうが詳しくなかろうが、この館内アナウンスをちゃんと聞く人はいるのかと疑問に思いました。
もし仮にちゃんと最後まで聞いたとしても、一定時間が経過すると再度アナウンスは流れます。
甲高い女性の声がエンドレスで流れると、うっとおしいと思う方も一定数いると思うのです。
そこで、こけしについて解説できる方がいれば、館内アナウンスも不要ですし、何よりこけし館に行ってきたらこけしについて教えてくれる親切な人がいたという、思い出に残るエピソードもできると思うのです。
手間はかかると思うのですが…
コレジャナイポイントその2・こけしの保存状態
こけし館にいるこけしたちは常時蛍光灯の光に当たっているためか、日焼けや退色が目立ち、保存状態は極めて悪く思いました。
こけしを展示するため、蛍光灯に充てるのは仕方ないことだと思うのですが…
また、展示されていた小寸こけしなのですが、地震の影響かひっくり返っちゃった子もいました。
こけし館の皆さん、大変だとは思いますが、できるところから定期的な管理をお願いします!!!
コレジャナイポイントその3・知識のアップデート不足
こけしたちは系統ごとに並べられているのですが、よく見ると土湯系と中ノ沢系、山形系と作並系が混同されていました。
近年独立した中ノ沢はまだ仕方ないとも思うのですが、問題は山形系と作並系。
山形系と作並系は大昔に独立したので、こけしの知識のアップデートができていないようにも感じました。今更並べ替えるのは大変かもしれませんが、古い知識を提供するのはあまりよろしくないと思いました。
コレジャナイポイントその4・売店のこけしの数
これはたまたまだと思うのですが、念のために書いておきます。
売店のこけしの数が極端に少なく、こけし館に行った記念にこけしを買うことができないのです。
また、これがたまたまこけしが売り切れた後だったから少なかったにしろ、こけしを買える場所についての解説がなく、こけしを買いに来たはいいけれど、どこでこけしを買えばいいのかわからない人が出てくると思うのです。
たまたま売り切れていただけだったら申し訳ないのですが…
西田記念館を見た後だと、どうしてもそう思ってしまう。
こけし館関係者の皆さん、改善をお願いします!!
ブログ管理人は偉そうに意見できる身分じゃないけど、よりよいこけし館を見てみたいと思うんです!
まとめ
いろいろ思うところはありましたが、こけしまみれになるという目的を達成して、次の目的地に向かいました。
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