定義山へ行ってみたの巻

最近ろくなことがないぜ…

というわけで、運気アップ&三角油揚げ&定義こけし目当てに、平日の朝から定義山へ行ってみました。

今回の旅の相棒

有路静夫工人作

定義こけしちゃん。
実は仙台でも蔵王高湯系・山寺こけしの流れをくむこけしが作られているんです!!

すっとぼけたような、まるであらゐけいいち先生(日常やCITYの作者)の漫画に出てきそうな表情がなんとも言えません。

例えがわかりにくい。

とにかく、このこけしちゃんの表情はこの漫画家さんの描く表情に似ている!!なんてこともありますね。

山寺こけし特有の平たい頭が特徴的ですね。
実は逆立ちができるのです!!

画像をさかさまにしたわけではないですよ!!

よっこらせ。

逆立ちといえばデカグリーンの代名詞だよな。

ネタが伝わる人少数派だろ。

また、定義山は山菜狩りのスポットゆえ、胴体にはワラビが描かれるのが特徴です。

定義山って?

定義山は仙台市青葉区にある、浄土宗のお寺です。
仙台市青葉区は仙台の中心地…なのですが、中心部から車で30分ほどで木々が生い茂る秘境になってしまうとんでもない場所なのです。

青葉区はこんなに広~い!!

まさに杜の都だな(白目)。

定義山はそんな山奥にあるお寺です。

正式名称は「浄土宗極楽山西方寺」で、ご本尊が阿弥陀如来様であることから、「定義如来」とも呼ばれています。

時は平安時代、平家の落人である平貞能(たいらのさだよし)公が祀られたのが始まりとされています。
以来、多くの人々が願い事をするときや、年の節目に無事を願いお参りするパワースポットとなったのです。

また、夏はホタルやカブトムシを見られるなど、自然豊かな場所でもあります。

アクセス

アクセス方法は車かバスの2択です。

私の場合、仙台駅からバスで約1時間半で着きました。
そして何より、運賃が片道1000円以上!!

た、高すぎるぜ…

車で行くにしろ、仙台市中心部から遠いうえ、道が細いので行くのに一苦労!!
それだけの秘境なのです。

しかし、道中の見どころとして熊ヶ根橋や大倉ダムといった名所もあるので、わき見運転にはお気を付けください。

私が撮影した大倉ダムの写真。


バス車内で撮影したから、全然感動が伝わらない写りです。

早速お参り

まずはお寺の掲示板チェック。

感謝の心をもって生活する。

私も人にやさしくありたいものです。

こちら山門。

…ん?

なんと!!西方寺の山門は、県道55号定義仙台線の起点だったのです!!
ボロボロになっていたせいで、定義山リピーターの私でも気づきませんでした!!
ちなみに私は、車を持っていないくせに県道マニアだったりするのです。

県道マニアとしては歓喜物の発見だな!!!

さて、西方寺は歴史の古い御廟貞能堂と、青森ヒバで作られた大本堂の2つがあります。

まずは御廟貞能堂…

この手の寺社仏閣は撮影するのは控えることにしているぜ☆

はい。私はいつもお堂の撮影は控えるようにしています。

しかし、有料で写経を体験できたり、旅ノートが合ったりと、思いのほか自由度の高い本堂でした

御廟貞能堂の裏には、縁結びのケヤキこと「連理のけやき」があります。

というのも、安徳天皇の遺品を埋めてお供えし、墓標として2本のケヤキが植えられましたが、やがてケヤキは1本の木として結ばれたのが始まりとされています。
今では根本しか残っていませんが、縁結びの神木として注目されています。

続いては大本堂。
こちらも撮影は控えました。
比較的新しそうな、立派なお堂でした。
こちらでも手を合わせてきました。

そして五重塔。

建立してからまだまだ歴史は浅いですが、朝早くだというのに観光客をちらほら見かけるほど存在感がありました。

門前町巡り

さてさてお待ちかね、門前町巡り。
というのも、定義山には規模は小さいですが門前町があり、個性豊かなお店が並んでいます。
そこをバス時間との兼ね合いで2時間もかけてまわりました。

有路こけし店さん

はい。ここを一番見たかったのです。
というのも理由は簡単。こけしちゃんがいるからです!!

お店の写真はあえて撮りませんでした。

朝9時から営業していたということもあり、のんびり見て回れました。
お店には仙台らしく堤人形や松川だるま、仙台四郎さんの置物、謎のお茶や数珠、竹ざるなどなど、レトロなものが置いてあるディープなお店でした。

私がこけしちゃんを眺めていると、店員さん(おそらく有路工人の息子さん)からこけしの説明をしていただきました。

定義こけしはワラビはもちろんのこと、シャクナゲ立ち菊が描かれるとのことでした。
そして、木材はイタヤカエデミズキのような、こけしの材料としてはメジャーなものから、エンジュのような変わり種も使っているとのことでした。

迷いに迷った末、こんな子をお迎えしました。

決め手は表情です。
定義こけしはすっとぼけた表情ですが、ほかの子と比べてこの子は人をおちょくっているような、ユーモアあふれるお顔だと思ってグッときました。
まるで「ハァ?(高音)」と言っていそうな表情です。

胴模様。

蔵王高湯系らしく立ち菊をチョイスしました。

頭頂部。

蔵王高湯系らしく、太陽のような手絡が描かれています。

そしてこの子は逆立ちが…

タスケテ…

できません。
少し頭が丸いため、逆立ちは無理でした。無念。
※こけしちゃんにキズが付かない、柔らかい布の上で撮影しました。

2020年作のこけしちゃんと比べてみました。
今回お迎えした子は若干筆が震えているようにも見えました。

というのも、有路工人は今年で御年85歳!!
この年でこけしを作り続けている方はなかなかいないのです。

これからもお元気で!!

サンドウィッチマン伊達ちゃんもおすすめ!!三角油揚げ

続いては定義とうふ店さんで定義名物・三角油揚げを食べることに。

ここの三角油揚げはサンドウィッチマン伊達ちゃんがおすすめする仙台グルメであり、なにより休日は大行列ができるのです!!
しかし、私が訪れたのは平日の朝イチ。
並ばずに食べることができました。

醤油と七味をかけるのが定番の食べ方です。
外はカリカリ、中はジューシーでおいしかったです!!

抹茶処やすらぎ

続いて訪れたのは抹茶処やすらぎさん。

ここでは気軽にお抹茶を楽しむことができるのです。
お隣のにある茶室翠光庵さんでいただきました。

干菓子といっしょに楽しみました。

お抹茶苦かった…

子供舌のアンタにゃまだ早い。

しかし、冷えたお抹茶をチビチビ飲むと、和の心を感じられる気がするのです。
干菓子はなんだか懐かしいお味でした。

ごちそうさまでした!

門前喫茶Norah

最後に訪れたのは門前喫茶Norahさん。
ここでアイスコーヒーとゆずマドレーヌを楽しみました。

流石に撮影しませんでしたが、店内にはかわいらしい小物や実用品が売られていて、ついつい欲しくなってしまいました。

姉妹でパシャリ。

ゆっくりできました。

何より、次のバス時間まで2時間もあったからなぁ…

まとめ

というわけで、皆さんも蔵王高湯系定義こけしの産地にして、仙台名物・三角油揚げが食べられる定義山へぜひ来てみてください!!


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